2018/09/03 これさえ読めばOK!LA地下鉄メトロ安全な乗り方【2019年最新版】
   
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    ロスでゲストハウスを開いて以来ありがたいことに世界中多くの方に利用してもらい、その度に現地ロサンゼルスに関して質問を頂くのですが、その中でも特に多いのが交通事情を含めたメトロレール、つまり地下鉄のことでした。

    時によっては生命に関わる大事な情報ですので、当ゲストハウス利用をしてない方にもより広く知ってもらいたいので記事にしてみました。

    動画で見てみる

    ロサンゼルスの新たな魅力を掘り下げるイサオツアーズダウンタウン編の『Union Station(前編)』を公開しました。
    気になる治安は?雰囲気は?動画だから分かりやすい!

    毎週アップロードしていきますので、ぜひご登録よろしくお願いします。

    『ISAO HOUSE』YouTubeチャンネル

    日本とはまるっきり違うロスの公共交通機関事情

    インターネット上だけを見ても電車内の治安/安全性に関する質問とそれに対する答えが多く寄せられていて、改めてLAの公共交通機関事情への関心の高さが窺えます。

    しかし、インターネット上の情報を見ていて最新の情報に更新されていないものや現地に住んでいる人の主観で書かれていて、本当に観光客に必要な情報が正しく伝わっていない印象を受けたので、観光業のプロとして私が現状と正しい公共交通機関の使い方をお話ししましょう。

    おそらく自動車をレンタルしないで、それこそ東京都内のように地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用し、安全に早く、そして経済的に移動したい、という想いの現れだと考えているのですが、ロスの公共交通機関は東京のそれとは全く異なります。

    まず、一般的な感覚をお話ししましょう。

    車は一人一台の超自動車社会

    一般的にロサンゼルスといっても、その広さは関東平野ほどもあり、その広大な移動はほとんど自動車で行うのがこちらでの一般常識です。自動車は一人一台が普通の感覚で、公共交通機関を使ったことがないという方も珍しくありません。

    そんな中で公共交通機関を利用するのは学生、肉体的に運転できないや法律的/経済的に車を所有出来ない層がメイン、というのがステレオタイプを含んだ現地の大半の公共交通機関に対するイメージです。

    安全・安心・快適のイメージの日本の公共交通機関とは全く異なるイメージで、私自身もNYからLAに引っ越して来て以来、進んで公共交通期間を利用することはありませんでした。
    例えば、車の調子が悪い時やダウンタウンのイベントでパーキングが大変そうな時に利用する程度で、利用しないに越したことがない、という感覚なのです。

    地下鉄はダークで漂う緊張感

    地下鉄の駅はひっそりと暗く、また何か尋ねたいことがあっても駅員がいないので初めての方は戸惑うことが多いでしょう。

    最近は不正乗車する人を取り締まったり、保安活動のために重火器を携えた警察官が見回りにくることも多いですが、ものを尋ねることが出来そうな人はそうそういません。なので、この地下鉄の駅で戸惑って身動きが取れなくなってしまう日本人観光客の方が毎年少なからずいます。当日困らないように、事前に乗り方を把握しておくべきなのです。

    車内は、大声で独り言を話してる人や音楽をスピーカーで大音量で流している人、また車内で勝手に飲食物を販売している人などなかなか日本では見られないようなカオスな環境が広がっています。

    車内では危害を加えられたなどの話は滅多に聞かないのですが、おそらく多くの方が緊張感を感じる体験になるでしょう。

    乗るラインによって客層が全く異なる

    サンタモニカなどの観光が盛んで公共交通機関が整備された場所では旅行客の利用も目立ち、移動中も景色を楽しむ余裕が生まれるくらいに比較的平和な空間が広がっていますが、少し場所が変わるだけで話は変わって来ます。

    これはバスや電車だけの話ではなくアメリカ全体での話でもあるのですが、ちょっと場所を移動しただけで客層がガラリと変わり、それは違和感というレベルではなく、五感でで強く感じるレベルのものになってくるでしょう。

    わかりやすいのが、ロサンゼルスで最も治安が悪いと言われる「スキッドロウ」というエリアです。ここはダウンタウンでも人気の観光スポットからも数ブロックしか離れておらず、車を運転してて間違って侵入してしまったということが多々あるのですが、その雰囲気は想像を絶しますし、日本人が好奇心で入って良い場所ではないのです。

    客層が違うと車内の様子も異なり、なるべく語弊がないようにありのままの実体験を書きたいのですが、場所によっては異臭が漂っていたり、シートが汚れていたりすることも珍しくありません。

    一度シートに座ったらそこが濡れており、ジーンズが汚れたという経験があるのですが、それ以来空いていても席には座らなくなりました。事故のような話に聞こえますが珍しいことではなく、路線によってこのような場面に遭遇する確率は大いに変わってくるのが現実なのです。

    服が台無しになるだけならまだしも、このような経験は旅そのものを台無しにする可能性も孕んでいます。「ここは治安がよく安全」ではなく、いかに意識を高く持って危険回避に務めるかが安全な旅にするには一番大事な要素です。

    以外と手こずる?乗車券の買い方

    地下鉄を始め、各交通機関の運賃は先払いとなっていて、地下鉄は事前にTAP CARD(タップカード)と呼ばれる日本のSUICAのようなモノを購入する必要があります。ちなみに数年前までは紙のチケットで、入場の際に特に誰かに見せるわけでも機械に通すわけでもなかったので何もしないで大丈夫なのかと不安になることも多かったですし、またキセル乗車している方も非常に多かったです。

    購入は各駅で出来るのですが、残念ながら駅員の方は<常駐しておらず、誰かに尋ねようにも全く人がいないことも非常に多いです。なので事前にある程度、使い方を把握しておきましょう。

    ①券売機を探しましょう

    まずは券売機に向かいます。言語選択することができるのですが、残念ながら日本語にはまだ対応しておりません。英語で行います。

    ②最初にカードをゲットしましょう

    まず、初めて乗る方はタップカードが必要となりますので、Aの「Buy a TAP card」を選択します。カードの発行に$2、その後はこのカードにチャージしながら使っていくこととなるのでこの費用は初回だけにかかります。

    オプション画面のF「Stored Value」を選びます。カードにバリュー(お金)をストア(貯める)するわけですね。

    次にいくらカードに入金するか訊かれるのですが、個人的な感想では$20入れておけば安心だと思います。ロサンゼルスの公共交通機関全般まだ使い勝手が悪く、そんなに乗りまわすこともないと思うのでもしかしたら1週間の旅行でこの$20で乗り切れるかもしれません。

    一回しか乗らないという方の場合はEの「Metro 1-way Trip($1.75)」でも大丈夫です。

    ③支払いは非常に簡単

    「Insert Payment」の画面が出てくるので、現金かカード(もしくはトークン。しかし、見たことない)で支払いします。

    ④乗り方は簡単!タップアンドゴー

    カードが取り出し口から出て来ますので、忘れず回収しましょう。あとは日本のスイカの様にピッとゲートでタップすれば良いです。

    ちなみに退出時はカードをタップする必要はありません。ロスの地下鉄は距離に関係なく、基本的に一律$1.75なのでどこで降りようと値段が一緒なのです。日本では必ずタップしないといけないので、日本のシステムに慣れている人は必ず戸惑うことでしょう。

    駅構内で違う色のラインに乗り換えする場合、構内の連結部分にタップする場所がありますので、忘れずにタップしておきましょう。この時、LAの地下鉄メトロでは自然に乗り換え(トランスファー)が適用され、追加で費用を加算されることはありません。お得ですね。

    ⑤残額が少なくなって来たら、カードにチャージしましょう

    日本のように下車の時に残額が足りなくて構内から出られないということは起こらず、そもそも入場できないという自体になります。その時にゲートにその表示が出るのですが、慌てる必要はありません。カードを買った時のように券売機で簡単に残額の補充を行えます。

    オプション画面のF「Reload your TAP card」を選びます。このリロードがお金をチャージするという意味になります。

    あとは、最初と同じようにお好みの方法で支払います。頻繁にチャージするのは手間なので、ある程度大きい金額を充填しておいても良いと思います。もし、残額結構余ってしまった場合、ISAO HOUSEでは残額文を買い取るサービスもやっておりますので、詳しくはお問い合わせください。

    ちなみに最初の選択画面H「TAP card Balance」で残額を確認することが出来ます。

    一日パスを購入すべき?

    カードに一定額を入金する方法とは別に、パス券(乗り放題)を購入し、TAPカードをパスカードとして使うこともできます。1日乗り放題ですと$7なので、5回以上乗るようであれば元は取れる計算なのですが、個人的にはあまり必要はないと考えています。

    東京ほど地下鉄の使い勝手が良ければ、頻繁に乗ることもあるとは思うのですが、私がロサンゼルスでこのパスを使ったことは今までなく、買っておいた方は良かったなというケースもなかったように思います。

    明らかに5回以上乗るという方は購入して良いと思いますし、そうでない方は無理して購入する必要はないでしょう。

    乗るときに気をつけること

    電車が来ない?

    日本の交通システムの感覚で利用していてびっくりするのが、電車(バス)が来ないことです。それこそ東京では分刻みのスケジュールで、寸分の狂いもなく駅にやって来ますが、ここロスではそれは常識ではありません。

    出来れば乗りたくないLAメトロバスの有効活用法を本気で考えてみた

    お目当の電車が遅れてくることはもちろん、来ないこともあります。一番困るのは、来るのか来ないのかわからないことです。路線によっては1時間に一本で、時間通りに来ない時は不安になります。

    最近では一部路線で、お目当のバスが今どこを走っているのかわかるサービスをやっていますが、帰りの空港に向かう時や夜遅くなど、時間が限られている場合は迷わずタクシーなどを利用されることをお勧めします。

    世の中にはいろんな人がいます

    一車両に一人くらいの確率でしょうか、日本ではなかなかお目にかかれないような方に遭遇することが多いように思います。

    ブツブツ独り言を言ってたり、いきなり車内で演奏を始めたり、勝手に車内販売を始めたり、と度肝を抜かれるような光景があるかと思いますが、危害を加えられるようなことは滅多にありません。

    予め覚悟しておくことで、異国情緒の文化を楽しめる余裕が生まれることでしょう。

    車内は飲食禁止です

    日本との大きな違いの一つが車内では飲食禁止、最悪罰金の対象にもなるということです。日本の感覚のままいると、うっかりペットボトルの飲み物なんか飲んでしまいそうですが、気をつけないといけません。

    一方で、車内で通話には割と寛容で、この辺りも国によってマナーの捉え方が大きく違うのが面白いところです。

    駅にはトイレがありません

    ハブとなっているような大きな駅は別として、大抵の駅構内にはトイレがありません。タイミングによってはかなり待つこともある駅では、お手洗いの心配がある方は事前に済ましておいたほうが無難のようです。

    正しく使えば、かなり有効なロスの地下鉄

    なかなかポジティブな印象を受けにくいLAの公共交通機関事情ですが、予め正しい乗り方を把握しておくことで、あなたの滞在を快適にしてくれることは間違いありません。

    ダウンタウンの街並みが変わって来たように、少しずつ行政も改革に取り掛かっているようなので、今後は多くの方にとって有力な選択肢の一つになって来ることを信じて疑いません。

    また、当ゲストハウスでは予めチャージしてあるタップカードを販売しておりますので、スマートに電車に乗り込みたい方はぜひご利用ください。

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