2018/11/21 LAのブラックフライデーに異変が?気になるアメリカ最新セール事情
   
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    ブラックフライデーといえば、アメリカ全土で行われる一年で最大の大安売りの日と印象が強く、多くのビジネスではそれに合わせた特別セールを企画することで有名です。
    しかし、かつて盛況を誇った一大イベントですが、その楽しみ方がここ数年でかなり様変わりしたと言います。ロサンゼルスのブラックフライデーの現状を見てみましょう。

    実際に様子をご覧ください

    そもそもブラックフライデーって何ですか?いつ?

    近年では年末商戦の前哨戦としてその言葉が輸入され始めたようで、日本でも聞かれることが多くなってきましたが、ただのセールと考えられている方もいるようですので、今一度本場アメリカでの「Black Friday」がどんなものなのか掘り下げていきたいと思います。

    名前が特徴的なブラックフライデーですがその由来は諸説あるようで、私がアメリカに来たばかりの頃は11月の第4木曜日に開かれるサンクスギビングデイの翌日の金曜早朝の真っ暗な時間帯から行われるセールだから、と教わった記憶があります。

    一般的な感覚ですとクリスマスにかけての年末商戦の始まりを告げる一大セールでありまして、感謝祭で家族や友人と夕食にターキーを食べ終わってはすぐに安売りを狙っているお目当のお店へ向かうことが慣習で、お店の方も当日は通常の営業とは異なる特別営業時間を設け、深夜にも関わらず大勢のお客さんでごった返している様はさながらお祭りのようでした。

    実際、とにかくお得な買い物がしたいという方だけでなく、あの独特な雰囲気を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか?

    日本の初売りのような感覚に近いものがあるように思います。

    大混雑も過去の話?LAでの現状は

    私自身もお祭りなどの賑わいごとが大好きな性分ですのでせっかくの機会ですから、当ゲストハウスからも近いビバリーヒルズの人気商業施設「Beverly center」(ビバリーセンター)に去年行った時のことです。

    ここはロサンゼルスに来たばかりの当時、もう7年以上前の話になるのですが、木曜の深夜に友人たちとその商業施設に向かい、深夜にも関わらず大勢のお客さんと安売りを謳った看板が至る所に掲げられたお店の非日常感に興奮した覚えがありました。

    その時の記憶を頼り、もう一度あの興奮を体感しようと木曜から金曜に日付が変わったくらいに向かったのですが、「渋滞で駐車が大変だろうなぁ」という心配とは裏腹にガラガラの駐車場で驚くほど簡単に駐車できたのですが、そこに喜びはありませんでした。

    着いた瞬間からわかる数年前のとの雰囲気の違いに強烈な違和感と不安を覚え、恐る恐る深夜のテナントに向かうのですが、どこも閉店していて営業している様子はありませんでした。

    深夜なのですから普段でしたら当たり前の様子なのですが、当時の盛況を期待していた私にとってはかなりの不意打ちで、日付を勘違いしたのではないかとさえ思いました。

    しばらく周りの散策を続け、その時どこかの店舗だったかで張り紙をしていたのを見たような気がするのですが、そこには「ブラックフライデーのセールは金曜の朝7時より始めます」といったことが書かれていて、深夜の行動による疲労感と一緒に帰宅せざるを得ませんでした。

    実はお店もお客も不満が多かった深夜の営業

    普段はお店が開いてない時間帯に始まるという非日常感から来る気分の高揚があるのですが、この深夜の営業というのは実はお客さんにもお店の方にとっても手放しで喜べないものでした。

    本来であれば、人間もお店も寝ている時間帯に営業を行うわけですから、それ相応の負担があります。

    お客さんの側面から見るとお得な買い物ができるということで多少の身体的負担は軽視されがちですが、大勢のお客さんに揉まれながら、場合によっては商品の取り合いといった闘争まであるこのセール、帰路の疲労感は眠さと相まってかなりのものです。郊外のアウトレットセールまで行くとなれば相当なものでしょう。

    お店側の方からしても、通常の営業時間とは違う時間に営業しないといけないわけですが、その分営業時間も伸びる可能性があり、また深夜なので特別な手当も出さなければならず、賃金の増加に繋がります。

    また従業員の方も人間ですので、当然普段働いていないような深夜に大人数のお客さんの相手はかなりの身体的精神的負担に繋がるでしょう。

    ということもあって、数年前から「この深夜からの営業はどうなの?」という議論は行われていました。

    一気に流れを変えたオンラインショッピングの波

    そんな多くの人が疑問を抱えていたセールに大きな影響を与えたのが、e-コマースと呼ばれる自宅でインターネット環境を利用した買い物、オンラインショッピングの台頭です。

    わざわざ寒い夜中に、眠気を我慢し長時間運転してまで人混みの中で買い物をすることよりも、快適な自宅の室内環境から欲しいものを効率的に買うことが出来るということもあり、お客さんとお店の方の負担を減らすことに繋がると期待されました。

    現に実生活でのe-コマースの普及と同じようにブラックフライデーでもその存在感は増し、わざわざ深夜に営業を行うことを止めるなどセールの行い方の見直しを始める企業が徐々に増え、ここ数年で一気に深夜セールを止めたテナントが目立ち、その数は増えて行く一方です。

    その流れを象徴するかのように最近では日本でもお馴染みになってきました「サイバーマンデー」と呼ばれる感謝祭の次の週の月曜日に行われるオンラインショッピングで行われる一大セールが話題をかっさらっています。

    個人的にあのお祭り感が好きだっただけに少し残念ですが、よりお得に買い物が出来るということの方が支持されているのでしょう。

    現在の楽しみ方は?

    先に触れましたサイバーマンデーも新しい楽しみ方の一つですが、Black Fraidayそのものが失われた訳ではありません。

    ビジネスによっては未だに深夜から行うところもありますし、多くのビジネスでは通常よりも少し早めに営業を開催したりなどしてこの一年に一度の商戦の意義を感じさせてくれます。

    私も今年は感謝祭の後は少し早めに寝て、アウトレットに出向いていってみようかと計画しています。早朝になった分負担は減るかと思いますが、やはりお得な買い物をしたいという方のニーズは変わらないようで、開始直後はかなりの混雑になるようです。

    特にパーキングが熾烈な争いになるようなので、お気に入りのテナントの営業時間やセール内容も含めて事前によくよく計画されることをオススメします。

    この時期に観光で訪れる方も多いかと思いますが、是非お得に買い物もできて独特の雰囲気も楽しめるこの一大イベントに参加してみてはいかがでしょうか?

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