2018/12/14 米国のクリスマスで日本人観光客が途方に暮れる意外な理由とは?
   
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    Merry Christmas!

    こちらもすっかり街はイルミネーションに彩られ、イサオハウスでも流れに乗っかる形で装飾を施してみましたが、季節の変化が少ないロサンゼルスでも哀愁を感じさせてくれる素敵な時期になってまいりました。

    この時期も観光には人気のシーズンで世界中から多くの方が訪れるのですが、毎年意外な理由で日本人観光客がこの日に異国の地で途方にくれるというケースが多発しています。まさに文化の違いがその原因なのですが、寒空の下で行き場をなくさないようにこれから訪れる予定の方は是非参考にしてください。

    カップルではなく家族と過ごす時間

    外国から輸入された文化のなかで、クリスマスほど日本文化に溶け込み、親しまれているものもなかなかないのではないでしょうか。
    私がサンタさんからプレゼントをもらえるような年齢の時には既に自然に楽しんでいましたし、街中では至るところでこの聖なる夜を盛り上げるイベントが催されています。

    しかし、そんな古くから親しまれてきた過程でやはり日本独自に解釈されてきた部分も多分にあり、アメリカ本国にいますとそのカルチャーギャップを感じずにはいられない場面に多々出くわします。

    その際たる例が、日本ではカップルが愛を育む日として素敵な夜を一緒に過ごそうとするカップルが街中には溢れ出す印象ですが、ここアメリカでは少し事情が異なります。

    基本的に 25日になりますと、普段は若者でごった返す場所もいつもの人気がなくなり、街全体が寂しくなるように感じられます。

    一体彼らはどこに行ってしまったのか。

    実は、実家に帰省し、家族と時間を一緒に過ごしているのです。日本では、大晦日から年始にかけて実家に帰省することが多い様ですが、ここアメリカではその日がこの25日なのです。

    アメリカでは基本的に高校を卒業したら実家から離れて暮らすのが暗黙の了解としてあり、なかなか両親と時間を過ごす時間が限られてくる人が多くいます。そんな中でこの日だけは、家族とゆっくり時を過ごそうと実家に帰るのです。

    特に何かをするわけでもなく、家の中でゆったりすることが多いですが、とにかくご馳走を食べます。久々の家族の再開でその味はより格別なものとなるでしょう。

    日本ではこの特別な日には街中に繰り出すことが多いですが、アメリカ本国では少し事情が異なります。

    イブはそんな重要じゃない

    日本では、25日当日よりもその前日24日のイヴの方が若者を中心に盛り上がっている印象がありますが、こちらでは日本ほど注目をされていません。

    この日がどうとかというよりも、とにかくクリスマス当日25日が数あるアメリカの祝日でも特別なものなのです。

    特別な何かを期待して街に繰り出しても、思いの外盛り上がりに欠けていて、肩透かしを食らうなんてこともあるかもしれません。

    大晦日もそうですが、日本はその前日、何かを迎える方が盛り上がる風習があるのでしょうか。

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    クリスマス休暇はとにかくどこも休む

    そして、観光客の方に一番影響を与える可能性があるのが「クリスマスはどこの店も閉まる」ということです。

    一部チェーン店などを除き、かなりの確率でレストランを始め、多くのビジネスがこの日は営業をしません。もしくは通常の営業を時間と大きく変更し、早々にお店を閉じるところもあります。

    この日は素敵な夕食を楽しもうと街に繰り出そうとしている方は要注意です。

    ホテルの中のレストランや一部のチェーン店などしか開いていないわけですから、予想以上に出費がかさむ、もしくはクリスマスに似付かわしくないジャンクフードを食べるはめになった、ということも十二分に考えられます。

    そもそも営業している店がなかなか見つからず、スーパーで冷凍食品を買う羽目になった方も過去にいます。

    この時期カップルで来られる方も多いと思うのですが、せっかくロマンチックな日にしようと思ったのに、このようなことでいざこざがあると勿体無いので、この日こそ事前に営業しているお店に予約しておくか、事前に営業時間を調べておくことを強くお勧めします。

    毎年、この時期にダウンタウンなどの観光地に繰り出しますと、キリスト教文化圏ではないアジア人の肩を中心に、観光客だけシャッターを閉じきった街中で途方に暮れている姿を見かけるのが恒例となっています。

    アメリカはクリスマスケーキもケンタッキーも食べない

    そんな数少ないこの日でも営業しているお店として日本でも人気のKFC(ケンタッキーフライドチキン)がありますが、決してクリスマス需要のために特別に稼働しているわけではありません。単に大手のチェーン店だからでしょう。

    日本では注文が殺到し、予約なしでは購入するのも難しいくらい人気なクリスマスフードですが、こちらでは全く異なります。

    これは単にクリスマスへの捉え方に留まらず、アメリカと日本でのケンタッキーフライドチキンのポジショニングの違いも見ることができます。

    日本では、ご馳走の代名詞として、特別な日に食べることが多いKFCですが、こちらではフライドチキンはジャンクフードの筆頭として安くカロリーが摂取できるものと捉えられることが多く、「フライドチキンを奢る」と侮辱になることもあります。

    クリスマスは年に一度の特別な日でご馳走を食べないといけないので、もし一年のうち、KFCを避けないといけない日があるとすればこの日なのです。

    一度、25日当日にガラガラのKFCに行ったことがあるのですが、私たちがその活気のなさに驚いた以上に店員さんが突然の来客にかなり驚いていました。

    特にアジア人であることに驚いていて、「何が悲しくてこの日にアジア人がフライドチキンを食べないといけないんだ」と質問責めにあったことがります。我々にとっては風習として当たり前のように行われている光景ですが、現地の方には相当奇妙に写っているようです。これは日本のKFCのマーケティングの成果なのでしょう。

    そして、意外なことにクリスマスにケーキを食べる習慣もあまりありません。そもそも日本のクリスマスケーキのように特別に用意されていることはなかなか見かけることもないでしょう。

    こちらではアップルパイとジンジャークッキー定番のアイテムで、この時期はどこのスーパーでも見かけます。

    かなり深く日本文化に浸透しているだけあって、このかなりの違いに驚かれる方も多いと思います。

    どちらが正しくて、どちらが間違っているということではなないですが、このような文化の違いをお互いに尊重して理解することで、新しく見えてくる価値観もあると信じています。

    とにかく、観光で訪れ方は今一度入念に計画をすることを強くお勧めいたします。

     

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