2018/12/28 観光客惑わすLAの迷宮『ユニオンステーション』には攻略法が必要
   
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    ロサンゼルスに住んでいる人で「全く駅を利用しない方も実は珍しくない」と言うと驚かれる方も多いかもしれません。その実、乗り方すらわからない方も多いのですが、今回はハブとしてかなりのトラフィックを誇る駅「Union Station」がアメリカ人でもかなり苦戦するという理由を対策とともにご紹介しましょう。

    動画で見てみる

    ロサンゼルスの新たな魅力を掘り下げるイサオツアーズダウンタウン編の『Union Station(前編・後編)』を公開しました。
    気になる治安は?雰囲気は?動画だから分かりやすい!

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    LA最大の駅

    ディズニーランドやエンジェルスの試合を観に行く方も多いかと思いますが、観光で来られた方の多くは移動手段として車ではなく、公共交通機関を選ばれる方が多いとことでしょう。

    グーグルで簡単に経路検索ができますし、その結果からはかなりのオプションが出ていて、一見現実的なように思えます。

    長距離移動になるほど、その途中で一度「ユニオンステーション」を経由して行くパターンが多いのですが、これは駅がハブとして機能し、数多くの鉄道会社、路線が集まっている非常に便利な駅であるからです。

    以前からロスの駅は驚くくらい不便で観光客に不親切な造りだと書いてきたのですが、それらの駅とは全く様子が異なるこのLA最大の駅は、通勤者から観光客までの幅広い利用者で混雑する時があります。

    通常、駅には「トイレがない」「駅員がいない」「お店がない」など日本のそれと比べるとかなり不安になるような場所が多いのですが、ここは違います。

    歴史を感じさせるおしゃれな造りはフォトジェニックでですし、スターバックスを始め、気軽に休憩できるようなテナントがが入っています。

    日本ですと、駅ビルを中心に商業施設が隣接し、プラットフォームにもキオスクがあるところも多いですが、ロサンゼルスでこれは他の駅では考えられないのです。

    日本の駅のスタンダードに割と近い印象を受けるこの駅ですが、それにも関わらず、観光客の方を中心にこの場所で1日の予定を狂わせられる方が多いのはなぜでしょうか。

    今回はロス最大の駅が抱えるジレンマについてお話ししましょう。

    便利な駅のハズなのに…

    不便ではあるが非常にシンプルな造りであるが故、迷いにくいロスの一般的な駅に比べて、ユニオン駅は敷地も広く、様々な商業施設が入っていて、どこでチケットを買って良いか迷うことがあります。

    また、日本ではなかなか考えられにくいですが、一つの構内で複数の鉄道会社が混在し、「メトロサブウェイ」だったり「メトロリンク」であったり名前も非常にややこしかったりします。

    「英語が得意であればどうにかなる」という程度の話でもないようで、実際私も過去に発車の30分前に到着したが、目的の電車に乗る事が出来ず、何時間も予定が狂わせられた経験があります。
    その時は「どこでチケットを買ったら良いか」「どこで乗ったら良いか」わからなかった事が大きな原因でした。

    一般的なLAの駅ならチケット売り場に迷うこともないほど小さく、どこで乗ったら良いかわからないほどプラットフォームがあるわけではありません。

    規模が大きくなった分、戸惑うところも出てきてしまったわけです。

    普段の生活で駅をあまり利用しない現地の方にとっても、すっかり日本の駅に慣れている観光客の方にとっても十分すぎる広く複雑な駅となっています。

    ただ、LAでは珍しいことにこの駅には駅員さんや警察官の方がおられるので、見かけた際には臆せず話しかけましょう。
    何と言ってもここは観光大国なので、あちらの方も英語が得意ではない方には非常に慣れていまよ。

    ネガティブな書き方になってしまいましたが、あくまでもそれは日本のスタンダードの駅に比べての評価ですとどうしてもそうなってしまうだけで、この駅自体は非常におしゃれな造りで見所の多い観光スポットでもあります。

    日本の駅を使うような感覚で、「30分前に行けば大丈夫だろう」「とりあえず行ってみればわかるだろう」とタカを括ってるとあなたの予定を大きく狂わせることとなるかもしれません。

    余裕を持った行動を

    正しく使えば非常に便利なハブ駅なのですが、考えうる最も簡単な対策はとにかく「早めに行くこと」、そして「人に訊くこと」の二つです。

    始めて利用する方であれば、理想であれば2時間ほど前に、最低でも1時間前には向かっておきましょう。そして、最初にチケットを売り場を探し出し、目的の乗車券を購入しましょう。
    その後は近くの電光掲示板でその電車が来るプラットフォームを確認し、心配であれば実際にそのプラットフォームまで行ってみるのも良いでしょう。

    プラットフォームにはその目的の電車が到着してもあまりの人の少なさに本当に自分は正しい車両に乗ろうとしているのか不安になる事があります。

    そうなると、正しい電車なのに乗り逃してしまったりする原因になってしまうので、その時に自信を持って乗れるようにそれまでにチケットの情報と乗車場所確認しておくと少しでも不安は解消されると思います。これが時間ギリギリだとなかなか難しいのです。

    日本の感覚を捨て去ること

    ロスだけの話ではなく、海外ではスタンダードが高い日本の公共交通機関を利用する感覚で行くと非常に危険です。
    特に1人に車一台が当たり前の自動車社会のLAでは全く電車に対するイメージがかなり違います。

    日本では電車は非常に便利なもので、駅を中心に街が発展して行くことが多いですが、ここではそれは当てはまりません。駅の周りが賑やかで、気軽に歩き回れる場所であることは珍しいのです。

    また、鉄道のシステム自体もまだ不親切で、電車もよく遅れます。

    ただ、1分遅れても謝罪のアナウンスがある日本と違って、電車が遅れても目くじらを立てる人はあまりいません。
    逆に、「時間通りくればラッキー」と考えている方もいるくらいで、その方がストレスも少なく済むことでしょう。

    単純に文化の違いとして楽しめるように、観光計画には予め、これらの『誤差』をある程度考慮しておく方が欠かせません。

    時間潰しには最高のスポット

    先ほど「2時間前に来るのがベスト」と言いましたが、普通の駅であれば早く行き過ぎてそこで何時間も持つことは避けたいのですが、ここではその待ち時間も有意義に過ごす事ができるのです。

    まず、何と言ってもこの駅舎自体がおしゃれな造りで、有名な映画のロケ地にもなってるくらい写真映えする場所であります。

    有名どころでいうとブレードランナー(1982)やスピード(1994)など錚々たる映画のロケ地として、今でも多くの撮影が行われている大変雰囲気がある場所です。

    また、ここで隠れた名店として有名なのが食事も楽しめる隠れ家的バーの『TRAXX』は仕事帰りのビジネスマンにも底辺好評で、このおしゃれな駅舎の中で過ごすひと時は忘れられない瞬間になることと思います。

    そして、ちょっとしたコーヒーブレイクのためのスターバックスや、座ってその時間までゆっくりできる待合室があるので、1時間程度であれば、すぐに過ぎ去ってしまうことでしょう。
    ただの「時間潰し」ではなく、じっくり楽しんでもらいたい要素が多いので電車の確認も含めて「2時間前」の到着をオススメしています。

    せっかくなら待ち時間も「観光」出来たら、旅行の満足度は格段に上がりますからね。

    ホールにはピアノが一般公開されていて、誰でも演奏することができます。指に自信がある方はぜひここで何曲か引いてみてはいかがでしょうか。

    気になる治安は?

    おそらく皆さんが特に気になっている治安ですが、日中普通に使っている時間帯には何も心配はいりません。だからと言って、完全に開放的にならないようには気をつけましょう。例えば、置き引きやスリなど安全な場所にはまた違った罠が仕掛けられているものです。

    人も多く、警備員もいますので治安に対して不安を覚えられる方は少ない場所でしょう。

    綺麗な建物で、しかもちゃんと座る場所があるわけですが、必要以上に遅い時間まで居座ることは避けることをオススメします。

    アメリカで日本人が夜中のダウンタウンにいること自体がかなり目立つ行為なので、わざわざ自分から危険な状態におくことは無用な事件に巻き込まれないためにもやめるべきです。

    間違っても最終電車を乗り過ごしたからといって、始発まで構内で夜を明かそうとしてはいけません。たとえ、ここで何事が起きなかったとしても、そのような気の緩みが海外では重大な事件に巻き込まれる要因となるかもしれません。

    やはり何と言ってもここはダウンタウン。建物から外へ出ると話がまた違ってきますので、警戒心を緩めすぎないようにしましょう。

    移動の拠点だからこそ入念な計画を

    総括になりますが、横に広いロサンゼルスでは移動手段がかなり大事で、この観光客の方でも気軽に利用できる電車は一見すると魅力的に映るでしょう。

    しかし、日本の感覚で行くと非常に危険で、入念な計画とゆとりある行動がキモになってきます。1日の始まりに利用する方も多いかと思いますが、そこで出鼻を挫かれるとせっかくの1日が台無しになりかねません。

    特にディズニーなどのある程度の距離を行こうとするRegional Rail(アムトラックやメトロリンクなど)は本数も少ないですし、終電も非常に早いので入念な旅行プランが必要です。

    特にアナハイムで大谷選手の試合を観戦しようとしている方、過去に試合が延長して終電に乗り過ごしてしまったケースもありましたのでお気をつけください。

    夜中を外で過ごすことができないLAでは最悪のケースに備えて、UBERの使用を考えたりするなど鉄道に代わるバックアッププランを備えておいた方が良いです。

    アメリカ旅行で一番使えるアプリ「UBER」得する使い方を元運転手が解説

    長距離の移動が非常に大変なロスではプロによる観光ツアーを検討することも大事でしょう。当ゲストハウスでは地元を知り尽くしたドライバーによるお客様のニーズに合わせたプライベートツアーの提案をさせて頂いております。

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