2019/01/29 アメリカ税関申告書廃止?英語不安なら正しい申告法を知っておこう
   
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    入国審査といえば、英語のやり取りに自信がない方に限らず緊張するイベントですが、今回はそれと同じくらい重要で、そしてとても深い関わり合いのあるアメリカでの「税関申告」の手続きについて掘り下げてみましょう。

    「税関申告」とは何?

    正しい申告をするためにも、そもそもこれが何なのかしっかりと知っておく必要がります。

    海外を往来した時に、本来であれば課税されるべきものが正しくされなかったり(脱税行為)、海外で購入された思われ、課税されなくてよいはずの自分の持ち物が課税されるのを防ぐためのプロセスです。

    また、禁止されているものが持ち込まれないようにチェックするためでもあります。

    ドイツの某空港では「公演で使う自分の楽器なのに何百万もの課税がされた」なんてこともありました。これは極端な例ですが、その国の正しい申告の仕方を知っておくことはかなり重要です。

    国によって基準が違い、「知らなかった」で通じません。最悪の結果、刑罰の対象になりかねないので、渡航前に自分の行かれる国の正しい申告法と持ち込みが制限されるものを調べておきましょう。

    申告書が廃止?

    昔はこの用紙を機内で配るのが常でしたが、最近では路線や空港によっては配らないことも珍しくなってきました。

    ロサンゼルスでは配らないことが多いようで、その代わりにAPCと呼ばれる機械(キオスク)で簡単に申告ができるようになっていて、その場合はこの用紙は不要です。

    ただ、パスポートの残り期間が少ない人など条件によってはこのキオスクが使えないことがあるそうで、その場合はそこにいるスタッフから申告書をもらい、記入することとなります。

    英語話せない?ご安心を。アメリカ入国審査を世界一優しく解説【LAにおいでよ】

    まだまだ、新しいシステムで順次対応していくところが多いようですので、予め「そういうこともある」と知っておくことは非常に大事です。

    なので、保険のためにもこの用紙をダウンロードして記入しておくのも良いかもしれません。

    日本語版の申告書をダウンロードする

    アメリカでの申告の仕方

    税関申告書をベースに一つずつ見ていきたいと思います。

    (1)姓/名
    →パスポートに記載されている正式な名前(ローマ字で)記入しましょう

    (2)誕生日
    →生年月日を記入しましょう
    (3)本人と共に旅行している家族の人数
    →同行人の人数を記入しましょう。友人は含まれません。一人の場合は0です。

    (4)(a)米国内の住所:通り(ホテル名:行き先)(b)市 (c)州
    →滞在先の名称、もしくは住所を記入しましょう。複数のホテルを利用する場合は1泊目のホテルだけで大丈夫です。ロサンゼルスの場合は… 市→LOS ANGELES 州→CA

    (5)旅券発行国
    →パスポートが発券された国を記入しましょう

    (6)旅券番号
    →パスポートに記載されている旅券番号を記入しましょう

    (7)居住国
    →現在、籍を置いている国を(英語で)記入しましょう

    (8)今回の旅行で米国到着前に訪問した国
    →今回の旅で直前に他の国を訪れた場合は記入しましょう。尚、乗り継ぎで他国へ行かれる場合[TRANSIT TO 〇〇(国名)]と書きます。

    (9)航空会社/搭乗機番号または船名
    →航空券などを参考に航空会社、搭乗機番号、または船名を記入しましょう

    (10)今回の旅行の主要目的はビジネスである
    →「はい」か「いいえ」を選択します。ビジネスを選択した場合、当然のことながらより深く質問を受ける可能性があり、それ相応のビザなど求められるケースがあります。

    (11)私(私達)は以下のものを持ち込んでいる
    (a)果物、野菜、植物、種、食品、昆虫
    (b)精肉、動物、動物/野生動物製品
    (c)病原体、細胞培養、カタツムリ
    (d)土壌、または農場/大牧場/牧草地にいた
    →全ての質問に「はい」「いいえ」で答えますが、一つでも「はい」を選択するとさらに厳しい入国審査になる可能性があります。なので、渡航の際は全て「いいえ」と答えられるように上記のものを持ち込まない方が良いです。

    (12)私(私達)は家畜のそばにいた(触ったり扱ったりした)
    →「はい」「いいえ」で答えます。「いいえ」と答えられるように渡航前は気をつけましょう。

    (13)私(私達)は10,000米ドルを超える、または外国通貨にてそれと等価の通貨または貨幣を携帯している(裏→側の通貨の定義を参照のこと)
    「はい」「いいえ」で答えます。一万ドルを超える現金は持ち込まないようにしましょう。

    (14)私(私達)は以下の市販用商品を携帯している(販売品、注文勧誘用の試供品、または所持品とはみなされない物品)
    →「はい」「いいえ」で答えます。「はい」と答えた場合、観光と見なされず、厳しい入国審査を受ける可能性がありますので、「いいえ」と答えられるように持ち込まないようにしましょう。

    (15)居住者―外国で購入または取得し(他人への贈物を含むが米国宛に郵送された品目は含まない)、今回米国に持ち込んでいる市販用商品を含む全物品の総額
    →米国に居住していない場合は記入する必要はありません。

    訪問者―市販用商品を含め、米国内に残される全品目の総額
    →日本に持ち帰らないで米国に置いていくアイテムの相当額を記入します。課税対象となりうる、さらに深い審査を受けることにもなるので「0」になるように余計なものは持ち込まないようにしましょう。

    表面の最後にパスポートと同じ署名ををしましょう。その横には入国する日付を忘れずに。

    裏面へ。

    (15)の問いで額を記入した方は具体的に品目名とそれぞれの額を記入していきます。記入するものがないに越したことがないので、なるべく余計なものは持ち込まないようにしましょう。

    以上が記入の仕方ですが、その仕様は突然変わることもありますので、政府のサイトで最新ものを確認してください。

    高額な海外製品を持ち出す場合

    高級デザイナーズブランドのバッグなどの高価な海外製品を日本から持ち出す場合、「外国製品の持出し届」を記入し、届けをすることが推奨されています。

    高価なアイテムは「自分で使っているフリをして脱税している」と思われてしまうことがあります。

    明らかに使い古されたブランド品であれば、毎回律儀に申告している方は少ないように思いますが、新品のものは思わぬ懐疑にかけられる可能性がありますので、念のため届け出を出すか、持って行かないようにしましょう。

    ロサンゼルスをよく行き来する方に尋ねますと、この申請を行なっている方は皆無で比較的チェックが緩い印象を受けますが、いつそれが覆されるかは誰も予想はできません。

    自分の身を守るためにも、少し手間はかかりますが、申請しておくのが一番安心です。

    出国する際に日本の税関で用紙と確認してもらって認証の印をもらいましょう。

    詳しくは公式サイト

    正しい申告をしなかったらどうなる?

    持ち込みが禁止されているものが申告せずに持ち込んだ場合、悪質な虚偽申告とみなされ、多額の罰金が課されるケースがあります。

    特にアメリカに入国する際に気をつけたいのは、カップヌードルやお菓子などに肉由来のエキスが入っているもので、これらも持ち込みが禁止されていますので、注意しましょう。

    深い追求を避けようと、禁止されているにも関わらず、「持ち込んでいない」と虚偽の申告をすることだけは絶対に避けてください。

    現地の友達へのお土産で、日本のカップヌードルや、免税で認められている以上の量のタバコを持ち込むなど、軽い気持ちで行う方もいますが、見つかった時のリスクはそれらの商品価値には釣り合わず、またバレないか心配な表情はスタッフの人にも見抜かれやすいので、正々堂々と入国できるようにするのが楽しい旅にする秘訣です。

    海外旅行に慣れていない方はとにかく、不要なものは持ち込まないようにして、少しでも質問されないようにするのが鉄則です。結果、無事に入国できたとしても、別室で何時間も拘束されるのは誰もが避けたいはずです。

    基本的に、「お金を使ってくれる」観光客は歓迎されているので、純粋にロサンゼルスを楽しもうという方はそんなに心配する必要はありません。

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