2019/03/31 GWのロス観光の日本人は注意!ハリウッドCD売りつけ詐欺事件簿
   
目次

    ゴールデンウイークを始めとしたと長期休暇を楽しみにしているのは今まさに観光計画を立てているみなさんだけではありません。
    日本人観光客の方がLAに大勢訪れる大型連休を心待ちにしている詐欺集団の存在を今回徹底解明したいと思います。ISAO HOUSEは詐欺行為を絶対許さない。

    始めに知ってもらいたいこと

    ロサンゼルスはとても素晴らしい街で、それは私がこの土地でこうしてビジネスをするきっかけでもあり、またこのビジネスを通じて益々その魅力に気付かさせられる毎日です。

    居場所を与えてくれているこの地に感謝すると同時に、この街の魅力を訪れる人と共有したいというのが私の願いであることは今も変わっておりません。

    だからこそ、良い部分だけでなく、悪いところも含めて、本当のLAを伝える事が大事だと考えています。

    とにかく人を呼び込もうと良い部分だけを伝えて、「入国した後は知りません」といった無責任なビジネスは共感できないですし、何よりもそのせいで誰かの生命が脅かされる事があってはならないのです。

    残念なことに土地勘や語学力の無さを利用して、観光客の財布から金銭を盗ろうという輩は存在します。それはここロサンゼルスだけの話ではなく、世界各地で行われているのですが、その土地土地で違った形で行われているのが厄介なところです。

    まずは個々の危機管理能力を身に付ける事が大事ですが、それと同時に少しリサーチする必要があるのです。

    観光ガイド本には楽しいことばかり紹介されていますが、そうではない部分も予め予習しておくことで、もっとその旅を楽しめる事ができるようになりますよ。

    動画でご覧ください

    先日、当ゲストハウスに宿泊された方で$150を意図されない形で奪われてしまった事件がありました。ここLAではずっと昔から知られた古典的な手法のスキャム(詐欺行為)なのですが、残念なことにまだあまり日本まで浸透されていないようです。

    もっとこの事を知って、これ以上被害者を増やさないためにわざと引っかかってみましたので、まずはその手口をご覧ください。

    「CDスキャム」の手口とは

    ①観光客が大勢行き交う路上で無作為にCDを「無料だよ」と差し出して来る。

    ②より日本人の客の気を引くために「コンニチワ」「ポケモン」とか知っている片言の日本語を話しかけて来る場合も。

    ③なんとか立ち止まらせて、名前を聞いて来る

    ④CDに自分のサインと聞いた名前を書いて、「あなただけ」のためのCDを作ってくる

    ⑤そして、それを手渡して来て「チップ」という名目で金銭要求をほのめかして来る

    この手口のポイント

    とにかく相手はあなたを立ち止まらせて、なんとしてでも会話に持ち込ませようとして来ます。日本語で話しかけて来たり、握手を求めて来たり、無視して先に進もうとするとわざとぶつかってCDを落として「拾え」と言ってくるような悪質なケースも確認されています。

    会話に引き込ませてしまったら相手の思う壺で、あちらはなんとか断れないように「返却できない世界で一つのサイン入りCD」を製作して来ます。

    あっちが勝手にやってきたことなので、もちろん支払う義務なんて全くないわけですが、外国で相手に凄まれたら断れない日本人の方が非常に多いです。

    この手口の最大の肝であるのが、「お金」をよこせとは言わないことです。あくまでもチップで、あなたの気持ち分だけください、と言ってきます。おそらく、「お金」や「金額」を言うと、恐喝になるので、それを避けるための手段かと思うのですが、これがかえってタチを悪くしています。

    金額を言ってこないので、じゃあ「$1」で良いか、と差し出すと受け取ってくれないのです。「もっとリスペクトを示せ」と。

    暗に金額が少ない事を仄めかしてきます。じゃあ、$5?$10?と提案していくも全く受け入れてもらえないので、財布を出して輩の前で金額で手持ちを確認しようとするとアウトです。

    輩は財布にいくら入ってるか見逃さないので、あなたが持っているだけ金額を釣り上げようとします。このケースに関わらず、公衆の面前で財布や貴重品を出すのは避けましょう。

    「金額」を指し示さない分、それはある意味青天井とも言えます。$20で済む人もいれば、$300盗られた方もいました。

    唯一の対策法

    とにかく立ち止まらない事が大事です。目も合わせないで無視しましょう。

    もし、相手がわざとぶつかってきてもとにかく無視です。あちらも観光客が大勢いるところでやたらなことはできませんし、もし何かあれば今後これ以上その「ビジネス」を続けることは難しくなるでしょう。

    今ですらこう堂々と行われているのが驚きですが、続けていくために彼らの中にも一定のルールがあり、それはかなり徹底されているようです。

    全く関心もできないですし、その努力を違う方向に使って欲しいと思う限りですが。

    実際、彼らはかなりこれで儲けているでしょうし、「面倒くさい」一人のために、このシステムを崩したくないでしょうから、そのリスクがあると思うとそれ以上食い下がってくることは滅多にありません。

    支払う必要は全くなし

    仮に立ち止まってしまい、「オリジナルCD」を作られても支払う必要は全くありません。

    動画のように、相手に突きつけて返すか、CDを置けるような場所があれば置いて行っても良いでしょう。

    その際に断固とした意思表示が必要です。少しでも弱みを見せつけますと、つけ込まれてしまいますので全く払う意思はないこと、これ以上相手にしても「お金にならない」ということを見せつける事が肝心です。

    気をつけないといけないこと

    今回の動画では、英語をしゃべれない観光客のふりをする為に結果として、結果として相手を挑発するような言動が節々出てしまいましたが、これは真似をしないでください。

    相手をイラつかせて得することは何一つありません。むしろ、逆効果です。今回は社会実験のために敢えて行いましたが、理想的なのは全く絡まないことなのです。

    そして、最も気をつけないといけないのが、「強盗」のケースは話が違う、ということです。

    今回のケースは典型的なスキャムとして、ハリウッドなどの観光地に行くといつでも見られるパターン化したものですが、強盗はその対処法も全く異なります。

    強盗はいつどこで遭うかわかりませんので、「いついつここでこれに気をつけろ」といった明確な防犯対策がありません。

    その被害に遇うリスクを最小限にする方法があるのですが、もし遭遇してしまった場合、その後の行動はたった一つです。

    とにかく抵抗せず、持っているものは差し出してください。この場合、「挑発をしないこと」「相手の思うがままにやらせること」が大事です。

    カバンの中の財布を出そうとゴソゴソするだけでも、何か「武器を出そうしている」「通報しようとしている」と思われるといけないので、バックそのものを地面に投げて、両腕を空に上げて、抵抗する意思が無いことを表示しましょう。

    相手の目的は「金銭」でしか無いので、それ以上のものを要求することはほとんどありません。とにかく「抵抗」しないこと、これは徹底しましょう。

    「スキャム」と「強盗」の対応の仕方が全く違うので、一番なのは全く絡まれるチャンスを極限まで少なくする事が一番大事です。

    アーティストにリスペクトを

    最後に一つ言いたいのはこのCD路上手渡し自体は昔からアーティストの芸術活動の一環で、有名ラッパー50セントもストリートでのミックステープ販売で名前を上げていったり、正当な活動として真摯に取り組んでいる本物のアーティストもいます。

    なかなか、側からはそれが正当な行為かそうではないか見極めるのが大変で、一概に「詐欺行為」だと言ってしまうのは気が引けるのですが、今回その買わされたCDに全く何も入ってない「ブランクCD」であったので今回は敢えて強い言葉で批難させていただきました。

    なかなかこういった観光地で本物のアーティストに出会うのも難しいですが、いないわけでもありません。

    かつて一度、駐車していた車にいたところ、一人の男性が近寄ってきたきて同じようにCDと一緒に寄付をお願いしてきました。その時は本当に現金の手持ちが$1しかなかったので、素直にそれしかないけどと言うと、彼は感謝を述べて受け取っていってくれました。

    その際、頂いたCDはちゃんとした音楽が入っていて、その時の一曲「POSE AND PLAY」はなかなかメローなヒップホップで、当時iPodに入れてよく聴いていました。

    未だに「あの時もっと手持ちがあればよかったな」と考えてしまいます。そういった本物のアーティストたちを愚弄するこの「スキャマー」達をこれ以上、野放しにしてはいけません。

    もし、観光で訪れた土地で、偶然、まだ知られざるアーティストとその名曲に出会う事ができたら、これ以上に素晴らしいことはないでしょう。

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