2019/12/29 現金持ち歩きは危険?アメリカ旅行客にいくら持っているか大調査
   
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    「アメリカ旅行には、いくらくらい現金で持っていたら良いの?」

    今回は旅で最も大事なテーマの一つ、「お金」の話です。旅を豊かに、そして自分の身を守ってくれるお金ですが、時にはトラブルのタネとなりかねるだけにその付き合い方が大事です。
    今回はアメリカのキャッシュ事情と、弊社の宿と観光サービスを利用してくださったお客様方に「いくら持ってきているか」を訪ねてみました。ぜひ参考にしてください。

    気になるアメリカの支払い事情

    いざという時の大事なライフラインである「お金」。現金、クレジットカードやアプリと、その形は様々ですが、最も安心して使用できるのが「現金」でしょう。

    過去に何度か、クレジットカードが使えないがためにディズニーランド訪問予定のお客様の予定が狂ってしまった悲劇をご紹介致しました。

    日本のクレジットカードがアメリカで使えない?LAでの実話と対処法

    この場合、現金があれば防げていたわけですから、改めて現金の大事さを分かっていただけるかと思います。

    日本では政府主導でキャッシュレス化、特にQRコード決済が勢い付いていますが、ここロサンゼルスでは圧倒的にカード払いが基本です。QRコードの決済を導入しているビジネスはほとんどありませんし、数百円のコーヒ一杯でも普通にカードで支払います。

    なので、基本的にどのビジネスでもカードが使える、と安心してしまっているわけですが、万が一「カードが使えない」というケースに遭遇してしまった時に焦ってしまうのは、観光客の方だけでなく、ロサンゼルス市民も一緒です。

    私も全く現金を持ち歩かない日もあるくらいですから、いかにカード社会かお分りいただけるかと思います。

    現金が必要になるケースは?

    本題に入る前に、LAで現金が必要になるシチュエーションをおさらいしておきましょう。これを把握することで、「どの程度現金を用意するば良いのか」明確にすることが可能となり、必要以上に両替をしてしまうリスクを最小限に出来ます。いくら手数料を安く抑えても、使わないで余ってしまったらかえって高くつきますからね。

    ①現金のみを受け付けている

    ロサンゼルスはコーヒー一杯からでもカードで支払うことが普通なほどの、カード決済社会ですが、稀にカードしか受け付けていないビジネスが存在します。

    その場合、「CASH ONLY (支払いは現金のみ)」とサインがあることが多いですが、場合によっては支払い時に言われることもあり、常にある程度現金の用意が必要です。ビジネスでカードを受けつけていない理由は、カード決済時の手数料を支払いたくないというビジネスサイド側によるものがほとんどですが、その選択は彼らにありますので従うほかありません。

    また、フリマなどは基本的に現金のみ受付ですので、十分な金額を用意しておきましょう。

    ②カードが使えない

    先ほどは、「カード決済システムを用意していない」というビジネスサイドの事由でしたが、「決済システムはあるのに用意していたカードが使えない」という原因がこちら側にある場合です。

    過去に我々の方にお問い合わせで、ディズニーランドでカードが使えないで予定が一日狂ってしまった、というお客様がいました。

    また、ガソリンスタンドの外にあるATMなど、ZIP CODE (日本の郵便番号に当たるもの)を打ち込む必要がある場合、日本のカードを使用することが出来ないので、そのケースも想定しておきましょう。

    その際に、現金があれば最悪のケースは防げるのですが、想定していないとなかなか用意が出来ないものです。

    ③チップ

    ベッドメイキングや無料のシャトルバスご利用の際など、お気持ちとしてチップを渡す際に現金を持ち合わせておきましょう。大抵、数ドルの話で1ドル札が何枚かあると良いのですが、この時に大きな額の紙幣しかないと、払うべきかどうか悩んでしまいますよね。

    ④カードを使いたくない

    そして、最後に紹介するのがカードは使えるけど、あえて現金を使いたいケースです。どういうことかと言うと、スキミングなどのカードの不正利用が多いアメリカで、「ここではカード使いたくないな」と感じさせてくるビジネスが存在します。スターバックスなど身元がしっかりしていてセキュアなビジネスであれば、そこまでの心配は不要かと思いますが、「本当にカードをここで使っても良いのか」と考えてみるのは危機管理の上で非常に大事なことです。

    もし、不正利用があった場合、カードの量制限をかけて、被害額の保証も受けることが可能ですが、一度カードを止めてしまうと、滞在中にそのカードが使用できない。また、新しいカードを発行してもらうにも、滞在中に受け取れない、ということが考えられます。この場合、他にカードを持っていたり、手持ちの現金で対応できば良いのですが、その備えがない場合、かなり危険な状態です。

    多額の現金はトラブルの元

    現金は非常に便利なツールですが、それゆえにトラブルが絶えません。

    その典型的な例が詐欺です。ただでさえ、「現金を持っている」と思われているアジア人観光客は彼らからしてみると格好のターゲットです。

    日本人観光客の被害者続出ハリウッドCD押し売りはこうすれば良い

    過去に何度も紹介しているロサンゼルスの典型的詐欺(スキャム)である「CD押し売り」は「ドネーション」という形で巧妙に刑事事件として立証を難しく、また明確な金額設定がないので、財布に入ってる現金全てを盗られるということがあります。

    また、現金を持ちすぎているとトラブルになり兼ねない例として、入国審査の際に渡航計画と照らし合わせて「必要以上に現金を持っている」と判断された場合、犯罪行為を疑われ、詰問されることがあります。そもそも、国によって申告なしで持ち込める現金の量が決まっていますので、その国のルールを確認しましょう。

    少なくとも問題に

    しかし、手持ちが少なすぎるのも問題です。先にカード決済社会のアメリカでカードが使えないケースの悲劇を説明しましたが、それ以外にも手持ちが少なさすぎると、入国審査の時に「不法就労」や「現地との強い繋がり」を疑われ、入国の審査の時間が伸びるケースがあります。

    また、これはほとんどないケースですが、強盗にあった際に、大抵の場合は彼らに金品を渡せば、それだけで済むことがほとんどですが、この際に全く渡せるものがない状態ですと、「嘘をついて抵抗している」と逆上させる要因にもなり兼ねないので、$100,200はサッと渡せる現金は持ち歩いておきましょう。

    観光客の方をもてなす立場の私たちがこのようなことを言う理不尽さは、私たちにとって物凄い歯がゆいものがありますが、何よりも命こそが一番大事なのです。こればかりは失ったら取り戻せません。

    「持ちすぎても、少なすぎてもダメ」となると、答えは一つしかありません。それは「最低限の現金を持ち歩く」ことなのですが、人によってその金額は異なりますので、その計算の仕方をご紹介致します。

    事前に支払えるものは渡航前に済ませておく

    手持ちを最低限にするために、渡航前にカードなどで支払いできるものに関しては支払いを済ませておきましょう。

    例えば、宿泊費など現地で支払いするよりも事前のカード払いを受け付けている場合は先に支払っておいた方が良いです。支払っておくことで、それ自体が予約確定の証拠(それでも部屋をダブルブッキングされたりしますが)になります。

    また、ディズニーランドなどの入園チケットも事前に購入しておきましょう。現地でチケット購入の列に並ぶ必要もないですし、当日「カードが使えなかった」という非常事態を簡単に避けることができます。

    ロサンゼルスでは、圧倒的にカード払いが便利で、ついつい使いすぎてしまい、あっという間にカードの限度額に達してしまうこともよくあるので、このように事前に支払えるものは支払っておくと計画性が立てやすいと思います。

    $100x滞在日数の現金の現金を

    以上を踏まえて具体的な数字ですが、私たちは「$100 x 滞在日数の現金」をボーダーにするように推奨しています。

    この数字は我々が今まで対応してきたお客様(400組以上)へのヒアリングの結果、持ってきた現金と実際に使った金額を総合的に評価したものに、我々ロサンゼルスのプロフェッショナルが現地のレートや危機管理施策を考慮した結果導かれた数字です。

    とりあえず、一日$100あれば、タクシーを使って自分の滞在先に戻れるでしょうし、場合によっては安全な宿に泊まることもできます。そこに簡単な食事を入れて、無事に過ごすために必要な1日の出費は$100は見ておきましょう。

    この計算式から行くと、4泊5日の旅程であれば「$100x5days=$500」なので、だいたい今のレートで言えば5万5千円ほどです。もちろんこの金額は、事前にいくら使うと具体的な数字がわかっているものを事前に支払えているという前提で成り立つ数字で、宿泊費やチケット購入代金などを現地で現金で支払う必要がある場合、ここに加算していかなればいけません。

    カードで払えるものは払う

    また、この計算式はクレジットカードやデビットカードを複数枚所有していることが大前提ですので、もし「一枚しかない」「全く持っていない」という方は金額を増やさないとけません。

    しかし、金額が増えれば増えるほどトラブルになり兼ねないので、可能な限り必要以上の現金を持ち歩かない。つまり複数枚のカードは所持しましょう。

    クレジットカードではなく、誰でも簡単審査で発行できる海外旅行向けのカードもありますので、そちらを予備に持っているだけでも安心度がかなり違います。


    以上を踏まえた上で、「$100 x 滞在日数の現金(+カード)」があれば、入国審査でこれが原因で審査を通らないということはないでしょう。万が一、カードが使えなくても、無事に生活はできるでしょう。

    基本的に支払いはカードで対応するとして、この場合残った現金も数百ドル程度でしたら、アウトレットの買い物やお土産で消費できる金額かと思いますので、余り過ぎた現地の現金を日本円にまた両替して無駄な手数料を払うことを避けましょう。

    日曜日でも手数料が安い場所は?LAで米ドル両替するならココ

    無駄に両替を繰り返して払う費用よりも、カードで支払う際のトランスアクションフィーが安いので、賢くカードを活用しましょう。

    現金は全額一箇所に管理しないこと

    最低限の所持金の話をしましたが、所持金の全てを一つの財布に入れておくのはやめましょう。常に携帯している財布には$200ドル入っていたら大丈夫です。

    「財布を無くす」というトラブルは我々に来る問い合わせで最も多いタイプの一つですので、財布とは別に携帯しているパスポートケースの中にもう$100忍ばせておく、残りは滞在先に残したスーツケースのなかに鍵をかけて置いておく、などすると良いでしょう。

    また、現金ですが、$100ドル札ではなく、出来れば$20札紙幣を複数枚用意してください。高額紙幣は受け取ってくれないところもあります。

    まとめ

    ・「滞在日数x$100」の現金は持っておくこと。
    ・$50/100の高額紙幣ではなく、$20札紙幣で用意すること。
    ・カードは複数枚所持すること。
    ・多額の現金は持ち歩かないこと。
    ・現金は複数に分けて保管すること。

    今回紹介した金額はあくまでも参考値ですので、ご自身のプランと照らし合わせて、最適な金額を導き出してくださいね。

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