2020/03/03 【コロナ騒動】海外渡航決行かキャンセルか。正しい決断に必要こと
   
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    この一ヶ月でコロナウィルスによって、世界を取り巻く状況は一変しました。テレビから流れるニュースを見ているだけでも不安で落ち着かなくなってしまいますが、この時期に観光に行く予定を立ていた方にとっては気が気じゃないでしょう。日々変わる報道と迫り来る旅行当日までに「決行」か「キャンセル」すべきかその判断を下さなければいけません。

    実際、我々のところにどうすべきか、ご相談を受けましたので、一度しっかりと回答したいと思います。アメリカにおける現状と我々が今まで培ってきた経験を元に、より後悔しない判断を下すための参考にして頂けましたら幸いです。

    正しい判断には冷静さが必要

    この一ヶ月でコロナウィルスで世界を取り巻く状況は一変し、本来ならば、ここロサンゼルスも雨季が終わり、過ごしやすい気候で毎年多くの学生の方が訪れる、我々観光業にとっても、文字通り「冬の終わり」を告げる心温まるシーズンなのですが、そうは言ってられなくなりました。

    特に支払いを既に終え、準備が整っている方において、このタイミングで「行く」「行かない」の判断は本来ならば必要のないことで、旅行を楽しみにしていた方に冷や水を被せるようなこの惨事は筆舌に尽くしがたいでしょう。

    海外旅行という性質上、金額も大きいですし、また、この時期は卒業旅行など一生に一回の特別な機会で行かれる方も多いので、経済的、情緒的なダメージが考えられ、この状況で、正しい判断を下せる方は多くはありません。

    このような時は、自分一人で抱え込まず、同行者及び、近親者に共感してもらいつつ、そして渡航先の状況を把握している方からの客観的な情報を集め、多角的に判断して行く必要があります。

    本来ならば正しい判断を下せるあなたも、この災害の当事者の場合である場合は非常に難しい、それが人間です。

    まずは周りに相談しましょう

    一人で抱え込むよりも、まずは周りの信頼できる人に相談してみることが大事です。あなたの痛みを理解して優しい言葉をかけてくれることもあれば、期待していない言葉をかけられることもあると十分考えられますが、誰かに話すことで少し気持ちを落ち着けて、冷静に周りが判断できるようになります。

    逆に、もしあなたが誰かの相談を受ける立場の方であれば、相手の目をみてしっかり話を聞いてあげてください。

    その時にこれは私達からのお願いなのですが、「また、行けるよ」と可能な限り言わないで欲しいのです。

    というのも、この時期は特に卒業旅行という機会で行かれる方が多いかと思うのですが、過去に多くの卒業旅行の学生さんのツアー対応させて頂きましたが、動向の立場である私が思わず羨むほど、その瞬間を楽しまれていて、そのような体験は後にも先にも出来ないのです。

    時間を巻き戻して、自分の学生時代に巻き戻すことができたら、と何度も思いました。

    日にちをずらして行ったところで、それは全く違う体験になってしまうのです。なので、相手を説得しようと使う「また、いけるよ」という言葉は、ここでは無力で、物事を進める手助けにはなりません。

    ここでは、相手の痛みを理解してあげてください。それこそ、言葉はなくても、優しく抱きしめてもらえるだけでも救われるでしょう。

    この痛みの本質を理解したところで初めて、どう行動すべきか、そのために必要なもの、そして、いつまでにアクションを起こす必要があるか、正しい判断できる下準備ができます。

    現状をしっかり把握すること

    少し気持ちが落ち着いたところで、正確な現地の情報を集めましょう。SNSにはセンセーショナルな情報が並んでいますが、必ず政府発表の情報で、まずは状況を確認することが大事です。

    LAにおける新型コロナウィルスと米国渡航注意措置の影響について

    大手メディアの記事であっても、確実なソースを担保していないものは、少なくともこのタイミングでは排除しておきましょう。例えば、大統領側近の話で「日本を入国拒否リストに入れる」など、まだ起きてもない事で、冷静さを失うと、正しい判断が下せなくなります。

    この段階では、可能性の話ではなく、現時点で確かなことを整理しましょう。

    この時期で確認することは…

    ①現在の入国制限の状況を知る

    そもそも、入国制限がかかってしまった場合、どうあがいても入国はできませんので、諦めるしかありません。今の所、日本人に対しては入国制限がかかっていませんが、感染ホットスポットへの渡航歴によって、日本人にも規制の対象となりかねません。

    現時点での入国制限(03.03.20)
    米国到着前 14 日以内に中国(除:香港・マカオ)における滞在歴がある外国人(適用除外規定あり)の入国 停止措置をとるとともに,かかる滞在歴がある米国市民(含:入国停止措置の適用除外となる外国人)に対す る入国時検疫を強化しています。なお,現時点において,日本から米国への渡航者に対する入国制限措置は 実施されていません(在米日本大使館

    ②渡航エリアの被害状況を知る

    新型コロナウィルスの被害状況など、渡航によって起こり得るリスクを把握できる限り、確認しましょう。楽しむために渡航するのに、自らの身が危険にさらされることがあっては、元も子もありません。

    ③利用予定の航空会社の対応を確認する

    入国/帰国に直接関わってくる航空会社の運行状況の確認は非常に大事で、被害状況や政府の対応によって、あなたのフライトに影響を及ぼす可能性があります。完全なる運行停止まではなかなかなくとも、一部運行停止、フライトスケジュールの変更は十分にあり得ます。その変更によってどの程度あなたの渡航計画に狂いが生じるか、許容範囲なのか見極めましょう。

    もし、運行状況に変更があった際の代替便、ホテル宿泊費の補償があるのか確認も忘れずにしておいた方が良いです。格安航空券の場合、運行キャンセルになった際の補償がないケースもありますので、購入元に確認してください。

    また、現時点で自分の搭乗予定のフライトに関してキャンセルポリシー(キャンセルした際の費用負担など)を確認しておきましょう。このような非常事態ですので、入国制限がかかっていなくても全額返金、等のイレギュラーな対応に応じてくれる企業もあるでしょう。

    ちなみにこういう事態の時は、ANAやJALなど日系の航空会社を利用するに限ります。

    ④現地の参加予定イベント、訪問予定への施設の影響を知る

    参加予定のイベントや訪問予定の施設に影響が出ていないか調べましょう。せっかく無事に入国できたとしても、あなたの旅の目的を失ってはせっかくリスクを犯したことが報われません。場合によっては、無理して行かずに時期をずらした方が楽しめる可能性が大いに高くなります。

    エキシビジョンやカンファレンスなど世界中から大勢の人が集まるイベントは中止傾向が強くなってきていますので、確認をとりましょう。

    ⑤ホテルや航空券などの、支払い済みもののキャンセルポリシーを確認

    既に支払い済みのものに関して、もし渡航制限によってそのサービスを受けられなかった、もしくは自分でキャンセルした場合の現時点での費用負担はどの程度になるか把握しておきましょう。

    渡航中止を決めた多くの方にとって、この経済的損失が最も大きなデメリットの一つですので、この考えうる被害額によっては、今回でなくても別の機会に、という建設的な判断が可能となります。逆にすでに多額の支払いを済ませていて、100%帰ってこないという場合には、多少のリスク承知で渡航を予定通り行う、という判断にも繋がるわけです。

    リスクを知る

    そして、現状が把握できましたら、次は考え得るあらゆるリスクを考えましょう。「現状を知る」の時点で、あまりにも今回の渡航がリスクが高いと感じる、もしくは日を改めた方がよりメリットを感じるようでしたら、既に結論が出ているように思いますが、実際のところ、そうではない方が非常に多く、やはりこのリスクと天秤にかけて考える必要があります。

    先ほどの「現状」段階の話は100%客観的な情報に基づいた、誰にとっても普遍的なコンディションでしたが、このリスクに関しては、それぞれ状況も違いますし、また感じ方も異なるので、このリスクの扱い方で決断は全く違うものとなってくるでしょう。

    ①直前で入国できないリスク

    執筆時点では、アメリカにおいて「日本人」という理由だけでは入国拒否になりません。しかし、大抵の場合、入国制限などの緊急措置は予告なく出ることがありますので、その可能性は否定出来ません。

    そして、「入国審査が厳しくなっているのか?」とよく質問を頂くのですが、いわゆるイミグレ(入国審査官と英語でのやり取り)部分での難しさというのはさほど変わりません。

    ただ、空港のサーモグラフィーを利用した体温検査、荷物検査等の検疫部分の厳格化は考えられます。いずれにしろ、普段から大抵の方にとってはなんでもない話なので、影響は少なく、あるとしてもこの辺の厳格化のせいで、空港が混むことは考えられます。3時間前にはチェックインしましょう。

    とにかく、「日本人」という理由で入国拒否は現状はできないのですから、入国審査の厳格化は特に心配する必要はありません。入国できるか、全くもって日本人の入国規制か、のどちらかでしかないと思います。

    もし、これがあなたが普通の「日本人」でない場合、例えば、「明らかに体調が悪そう」など症状や感染の疑いを感じる何かがあれば、その限りではありません。マスク姿なんかがわかりやすいでしょう。アメリカをはじめ多くの海外ではマスクは一般的ではなく感染者の象徴、着用することで間違ったメッセージを与えることがあります。
    彼らにしてみたら、「感染者」という入国拒否にできる大義名分があるわけですから、その可能性が疑われる場合、質問責めは想定されるでしょう。その場合、疑いが張らせて無事に入国できたとしても、気持ちはよくないですよね。

    もし、離陸後に日本人に対し、入国制限が出た場合、空港に到着した際の現地での対応は、実際にはまだ出ていませんので仮説でしか申し上げることが出来ませんが、可能性として入国できず、空港で足止め、そこで帰りのフライトに乗り換えて帰国というケースが高いように思います。その際の、帰りの飛行機の手配がどうなるかに関してはご利用の航空会社に確認した方が良いでしょう。

    あくまでも可能性ですし、実際にこの制限がかかるかどうかもわかりません。これを当然のリスクと考えて、それでも行くかどうかは個人の判断によります。

    入国制限がかかれば、航空会社やホテルからもキャンセル費なしで全額返します、という対応をとってくる可能性が高いのですが、この費用負担がないのであれば、リスクとも思わずにとりあえず予定通り行こうという方もいるでしょう。

    ②滞在中に状況が悪くなるリスク

    現在は普通に観光を楽しめるロサンゼルスですが、いつ状況が一変するかはわかりません。日本のように突然自粛ムードに入ってしまう可能性だってあります。「来週行くのですが、大丈夫ですか?」とよく訊かれるのですが、こればかりは誰も正解を持ち合わせてはいません。こちらが出来るのは現時点までの日本からのお客様の入国状況と現地の肌感での情報を、なるべくツイッターなどで頻繁にアップデートすることです。

    そこから「自分の滞在期間中は大丈夫そう」と判断するのも良いでしょうし、もし状況が悪くなっても自分の判断で選んだのだから、それは受け入れよう、という考え方も出来ると思います。

    こちらでも皆さまが、より後悔のない判断を下せるように多くの情報を提供せていただきます。

    ③現地で病気にかかるリスク

    今は健康でも、現地で病気にかかるリスクは当然あります。こればかりは今回の騒動だけに限らず、いつだってそうなのですが、今回の旅行を機に軽視されている海外保険の存在について、一度見直すのが良いでしょう。

    病気にかかること自体もリスクですが、それによる高額医療費負担もアメリカでは無視できません。観光客でも同じように料金を請求されるわけですから、必ずクレジットカード付帯の海外保険の補償内容を確認、場合によっては個別で海外保険を契約するのが良いでしょう。これらを容姿しているだけでも精神衛生上良いです。

    ④帰国できない/帰国予定が狂うリスク

    「アメリカへの日本人入国制限」及び「アメリカから日本への渡航制限」は直接には、アメリカ渡航中の日本人が日本へ帰国できないということではありません。

    アメリカに限らず、どの国も自国民でない者を必要以上に国内に留まることに抵抗を感じますので、制限中であっても、その時にアメリカ国内にいるものに関しては積極的に日本へ帰国させるための対応はされるでしょう。

    ただ、需要の変化や政府の対応により、フライトスケジュールが変更になる可能性は大いにあり、その場合、当初帰国予定だった日に帰れない、というリスクも存在します。また、それに伴って生ずる追加費用を自分で負担するかどうかというリスクも人によってはあります。

    また、滞在中に症状が出た場合、また疑われるような兆候がある場合は、搭乗を拒否され、現地で治療を受けて完治が確認されてからの帰国、ということもあります。これは今回の騒動に限らず、以上に熱が高い場合など明らかに体調が悪そうな場合は搭乗拒否されることは通常通りの対応です。

    合法的にアメリカ入国に入国した日本人の場合、日本に帰国できなくなる心配はここではあまり必要はないでしょう。そのような状況であれば、最低でも何百人もの日本人が同じような状況でアメリカに取り残されるという訳になるわけですが、その状況だと在米大使館を始め、政府が対応してくれるでしょう。

    ここでリスクとして考えるべきことは、渡航スケジュールが変わって、仕事などの予定に影響を与えないか、そして、新たな費用負担が発生しないか、です。

    ⑤帰国後に自身を取り巻く環境に影響を与えるリスク

    無事に入国、何事もなく楽しんで帰国した場合でも、今回渡航したことで自分を取り巻く環境に与える影響もリスクとして考えておきましょう。

    このような状況では、誰もがあなたの海外渡航を手放しに喜んでくれるとは限りません。特に日本全体では、「不要不急の外出を控えましょう」ということで、法的拘束力はないものの、組織によっては独自に「ルール」として自粛するように促しているところもあります。

    聞いた話によると、一部の大学では渡航禁止令が出ているそうで、もう単位を取り終えて、卒業も確定、今後も関わりがないと言った方にはあまりリスクに感じないかもしれませんが、来年も在学中という方にはまた事情が話が違います。

    大学に限らず、会社、そして家族間の関係性も考えられます。この辺りの要素も考えて決断を下されると、楽しかった旅行が帰ってきてからケチをつかれたという二次災害を防げます。海外旅行は楽しみに行くのに、どこかで誰かが犠牲になるのは、誰も望んでいるものではないはずです。

    リスクマネージメントは可能か

    リスクを把握できたら、それらが許容範囲か、もしくは最小化できる余地があるかを考えましょう。

    例えば、「状況が悪くなる可能性がある」と予め分かっていれば、人混みが集まる場所を避けるなど危機管理によってコントロールできるものもあります。前から言っていますが、長時間、他人と換気が行き届かない空間を共にする「ドミトリータイプの宿」「グレイハウンドバスなど長距離バス」は避けることを強くお勧めします。

    安全?LAの格安ドミトリー宿の実態と私達が個室に固執する理由

    これは感染のリスクだけではなく、世界中から大勢の観光客が来ることを考えたら、「自分が感染源と思われて攻撃を受ける」リスクも考えられるからです。最初から利用しなければ、この件に関してはマネージメントができます。

    先に触れた通り、「現地で病気にかかりリスク」は病気にかからないように手洗いなどの対策をすることも大事ですが、海外保険などに加入しておくことで、かなり大きい医療費の問題はケアできるでしょう。

    また、海外では圧倒的な情報弱者である観光客は、何かが起きた時の緊急連絡先、もしくは現地で頼ることが出来る場所を事が起きてから探すのではなく、予め、確認しておくことが大事です。

    このように考えうるリスクとそれぞれ向き合って、自分がこの度に渡航することでどの程度、リスクがあるのか正確に見極めましょう。

    それでも旅行は楽しめるか

    現状とリスクを踏まえた上で、それでも自分は旅行を十分に楽しめることが出来るか、検討しましょう。この際に、入国と帰国に関しては心配があれど、渡航計画をしていた当時の気持ちと同じように滞在中を楽しめるかどうか主観もいれて考えてみましょう。それでもまだ心がときめく様でしたら「行く」という決断をすることも、やはり今回は「見送ろう」という断腸の思いの結断を下すことも、尊重すべき大事な判断です。

    最初の方で「今キャンセルした場合の費用負担はどれくらいか」と行かないことで生じる無駄になってしまうお金の話をしましたが、この決断を下す際に、「大金を払ったていて勿体無いから行く」という判断だけはしないでください。あくまでも「払った分は楽しむことはできる」という当初と変わらない体験が出来るという確証を尊重しましょう。

    お金を払って無理していったところで、嫌な思いをするだけならまだしも、アクシデント続出でさらに費用負担が増すことも考えられます。そして、何よりも一番価値があるのはあなたの安全で、これはお金に替えられるものではないのです。

    不確定要素の結果に判断を委ねてはいけない

    問い合わせで「入国禁止が不安で決断ができない」という多くの方の声も聞きますが、このような不確定要素に判断を委ねるのは危険です。

    ニュースで「アメリカが日本も入国制限に入れる可能性が示唆する」と言っていても、実際に発令されない限り効力もなにもない話ですし、もし出るとしても突然の発表になりますので、誰にでもその答えはわかりません。

    大事なのは、予め、そのようなリスクがあると理解して、もしその場合にかかる損失を正確に把握して、そのリスクを取るに値するかどうかを考えることです。

    どちらに転ぶかわからないことに対し、「心配で心配で、肝心の旅行プランを考えていなかった」ということになれば、せっかく行けることになっても100%旅行を楽しめないかもしれません。

    また、このような心理状況の方の場合、もし「入国規制」が出た場合に、自分で決断したのではなく、その結果によってそう決断をせざる得ない状況での判断なので、その結果をすんなり受け入れることは難しいでしょう。

    悩むべきことは「規制が始まるのか」ではなく、自分にとって、「この不確定要素はどのようなリスクを孕んでいるのか」「それについて深く悩む価値はあるのか」ということで、自分でコントロールできないものは悩んでいてもしようがありません。

    行く前提でもう悩むことをやめて、もし、直前で入国規制が出てしまえば、それは想定していたリスクと理解し受け入れるのも良いですし、今回は行くことを断念し、もうそこに悩む時間を次の旅行機会を見据えた行動(バイトをたくさんするなど)に移すのも一つの手です。

    どちらのケースに転んでも、自分の判断で「その規制の知らせが出る前にも」決断できるように情報を整理することが大事です。

    行くと決めたら

    渡航に際し不安なのは当然のことで、この様な騒動時に限らず、いつだって海外への渡航は不安がつきものです。私も今だに緊張しますし、それに関しては解消されることはないのでしょう。

    ただ、行くという勇気のある決断を誰かに言われたわけでもなく、自分で決めた以上、あなたは自分の旅行を楽しむ義務があります。絶対に楽しんでください。

    渡航前に可能な限りの準備、滞在中も危機管理を徹底した上で、ちゃんと現地の観光情報もチェックし、楽しむ用意をしましょう。

    これさえ見ればLA旅行は大丈夫。渡航前のチェックリスト

    楽観視も良くないですが、不安になるニュースばかり見ていては、気分が落ちるだけで、大事な観光気分に水を差しかねません。出来ることをした上で、現地であれやこれや楽しいことを考えるのは良いことです。

    キャンセルという勇気ある決断

    この様な状況下でリスクを犯して「行く」という決断と同じくらい、今回「渡航を止める」という決断は勇気がるあるものと思います。

    私は数々のお客様との思い出作りのお手伝いを通しているからこそ、その決断が断腸の思いで、中には卒業旅行など一生に一度の機会である方のことも考えると、自分の事の様に心が痛いので、気休めの言葉をこちらではかけることはできませんが、場合によってはこれはチャンスであるという考え方もあります。

    私の経験上、過去に格安航空券詐欺や旅行代理店の計画倒産事件で、渡航が止むを得ず中止になった方とやりとりもしてきましたが、その方のほとんどが機会を改めて、ロサンゼルスに訪れてくれました。

    しかも、ただ「ロサンゼルス訪問を実現」しただけでなく、完璧な旅行プランを引っさげてきたのです。

    今まで多くの方の旅行プランをサポートしてきましたが、彼らの旅行行程をレビューすると大抵の場合、「もっとこうしたら良いのにな」といった改善点が多くみられます。大抵の場合は、行ってから「ここはがっかり観光地だな」という経験を通してわかるものもありますが、誰かが同じ様な経験はすでにしているので、最初にリサーチをしっかりすることでそれは防げるのです。

    現金な話で言えば、「こうすれば、滞在中の費用も安くなる」と言った業界的裏技を指南することも出来ます。

    ただ、普段そこまで徹底してやっている方はあまりいません。

    今回、時間/費用損失があった場合に「この損失を取り返そう」というモチベーションと、次の渡航までの準備期間がより魅力的な観光体験を作り上げる可能性が高いです。

    卒業旅行の場合、確かに学生時代を共にした仲間たちと学生最後の瞬間を楽しむ機会を再現することは難しいですが、社会人になってから行くことでお給料も入るわけですから「予算が限られた質素な学生旅行」から「圧倒的な満足度の高い旅行」になるという想像はかなり現実的な話ではないでしょうか。

    キャンセルを正当化させる小技

    ちょっとしたテクニック、というほどのものでもないのですが、今回キャンセルして、日を改めて行こうという決断になったときに、今回の旅程ではいけなかった場所やイベントなどを入れると、あとで思い返したときに「やっぱりあのときキャンセルして良かったな」と思えるようなきっかけになります。

    オリジナルプランの予算では実現できなかったものでも、改めて準備期間を設けることで、そのための資金作りもできます。また、常にそこに行けばあるような観光スポットばかりではなく、その時期には開催されていなかったイベントや季節限定の景色など積極的に入れて行くことで、今回のキャンセルが妥当と思えてきますので、ぜひ試してみてください。

    最高の旅行プラン設計のお手伝いします

    このような悲劇的なドラマに見舞われた人の意思は強く、必ず最高の観光プランを作り上げ必ず再戦します。

    今回のこの騒動で弊社を知った方もいるでしょうし、その最高の観光プランを練り上げるためのサポートはこちらも惜しまず、協力させていただきます。

    弊社の経験とネットワークを通して、観光ルートの提案だけでなく、一般の観光代理店で通して行っていたものを見直すことで、費用を安く済ませることができるお得感で、ある程度報われる想いもあるでしょう。普通の旅行代理店では相談しにくいことも、海外に住んでいる友人感覚で相談して頂けたら幸いです。

    それがイサオハウスの「ロサンゼルスのみんなのお家」のコンセプトでもありますので。

    リスペクト込めて

    すでに決断を下された方、そして今まさにその決断を下そうとしている方がおられるかと思いますが、「コロナウィルスを取り巻くシリアスな状況」という点で物事を見ずに、ある程度マクロな視点で、物事を見ていただけたら幸いです。今この状況だけを見ると嫌なニュースしか聞こえてこないので。

    長文になってしまいまいましたが、ここまで来た方は自分自身で答えを導き出せるはずなので、どういう決断になろうと私はその勇気ある判断を尊重していただきたいと思います。

    時間的なプレッシャーに迫られて、決断に相当な苦労をされている方も現在進行形でおられると思いますので、もし、我々の方で出来ることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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