2020/03/04 アメリカにも花粉症は存在した。気になるマスク着用の有無と現地対策
   
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    厳しい冬の寒さも終わり、過ごしやすい季節ですが、この時期を手放しに喜べない方も多いことでしょう。そう、花粉シーズンの到来。日本では多くの方がこの症状に悩まれている方が多いですが、気になるのはこの時期に旅行される方も多いアメリカの花粉症事情です。
    せっかくの観光が台無しになる可能性も孕んでいる厄介な問題ですので、アメリカの花粉事情について今日は解説します。

    そもそもアメリカに花粉症は存在するのか

    ます最初に花粉症患者の方の多くが抱くであろう疑問は「アメリカに花粉症があるのか」でしょう。もし、その問題が存在しないのであれば、花粉大国日本からの束の間のエスケープという選択肢もあり得ます。

    結論から言ってしまうと、花粉症は存在します。

    ただ一つ注意しなければいけないのは、その花粉症を引き起こしている原因の種類が日本とはまた事情が違うので、その地域の花粉症の種類と自分がどの花粉に対してアレルギー反応を起こすかを把握することが大事です。

    アメリカでも深刻な問題と考えられていて、花粉症に関する情報が細かく公開されていますので、渡航前から十分対策は可能です。

    広大なアメリカでは、国内だけでも飛び交う花粉の種類がエリアによって全然異なりますので、しっかりと必要な対策をして、渡航に備えましょう。

    花粉症は英語で

    異変がわかりやすい花粉症という症状にあって、自分が花粉症で、感染症や重大な病気でないことを説明できることが非常に大事です。特に海外旅行の方ですと、あらぬ感染症を疑われますと、入国時の検疫の厳格化などトラブルの種にしかなりません。

    道案内と違って、ボディランゲージで説明するもの難しいので、ここは一つ英語でなんというか覚えておきましょう。

    花粉症は英語で「Hay fever(ヘイ・フィーバー)」、もしくは「Pollen Allegy(ポールン・アレジー)」で十分伝わります。
    日本人の方には、ヘイフィーバーの方が発音しやすいかと思うので、「I have hay fever(花粉症です)」と覚えておくと良いですね。

    鼻水などの症状でマスクをしていると、人に感染する可能性のあるインフルを疑われて、警戒心が高くなってしまいますが、花粉症は感染しないですからね。相手も事情をわかってくれれば、気遣ってくれることでしょう。

    日本人のマスク姿が不気味?アメリカの薬局ですら買う人は皆無な事情

    自分はどのタイプの花粉症か知る

    花粉症は季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれ、、アメリカでも「Seasonal(季節の」という表現が使われることからも、空気中の花粉量が増えてくるこの暖かい季節特有の症状です。

    日本では、花粉症のメインの原因としてスギ花粉を筆頭に、ヒノキ、稲など大小はあれど、アレルギー反応を引き起こす原因となりうる植物は50以上存在しているわけですが、花粉症患者だからと言って、その全ての花粉症に対しアレルギー反応を引き起こす訳ではありません。大抵の場合は深刻なのは一種類とのことです。

    人によってアレルギー症状を引き起こしている原因植物も、症状の出方も違いますので、自分にあったトリートメントをするためにも渡航前に血中IgE検査を行って、まずはどの植物に対してどの程度アレルギー反応があるか知ることも一つの手です。

    お近くの専門機関で調べることができますので、まずは自分のことをよく知りましょう。

    アメリカで悪さをしている花粉症はこいつらだ

    日本ではスギ花粉が特に問題視されていますが、それは第二次世界大戦後の杉の木大量植林が原因と言われています。単純に杉の木が日本国中に増えてしまった訳で、日本人が特に杉に対して弱い、という訳ではなさそうですね。

    ということで、気になるのがアメリカの花粉症事情ですが、やはり日本とは飛び交う花粉とその量がやはり違うようですので、特に問題視されている花粉症を上げていきます。

    -alder(ハンの木)
    -ash(セイヨウトネリコ)
    -beech(ブナ)
    -birch(カバノキ)
    -box elder(トネリコバノカエデ)
    -cedar(スギ)
    -cottonwood(ポプラ)
    -date palm(ナツメヤシ)
    -elm(ニレ)
    -mulberry(クワ)
    -hickory(ヒッコリー)
    -juniper(ビャクシン属)
    -oak(かしの木)
    -pecan(ペカン)
    -Phoenix palm(ナツメヤシ属)
    -red maple(アメリカハナノキ)
    -silver maple(シルバーメープル)
    -sycamore(プラタナス)
    -walnut(クルミ)
    -willow(柳)

    ほとんど馴染みのない植物ですが、これはアメリカ全土で見た場合で、エリアによってまた全然違いますからこれら全てに注意する必要は全くありません。

    渡航して初めて「box elder(トネリコバノカエデ)にアレルギー反応が出ると知った」場合はもうしょうがないと思います。

    自分のアレルギー物質を知っておくと良いのですが、日本で特に問題になっている「Ceder(スギ)」を警戒して、自分が滞在するエリアの花粉状況を知るのが良いでしょう。

    ちなみに日本ほどスギ花粉はメジャーじゃないのですが、アメリカの植林事情が絡んでいることが大きいです。日本では全く聞かないヤシの木の花粉症もあるそうですしね。

    特定エリアの花粉状況を調べる

    Pollen.comという専用サイトに花粉マップがありますので、自分で訪れる場所の「名前」か「ZIP CODE(郵便番号)」を入れて調べてみましょう。

    試しにここロサンゼルスの状況を調べてみました。

    基本的にロサンゼルスはこの時期、ほかのエリアに比べて花粉症のリスクが高そうということがわかります。ただ、大事なのはどのような花粉が大気中に漂っているかです。

    トップ3は「ash(セイヨウトネリコ)」「alder(ハンの木)」「juniper(ビャクシン属)」とのことですが、住んでいる私でもいまいちピンと来ません。杉の木はそこまでじゃないようです。

    ロサンゼルスの現状

    実際、ロサンゼルスにも花粉症が問題になっているということがわかりましたが、私自身は今まで意識したこともありませんでした。それは症状がなかったこともそうですが、普段生活していて、症状を持っているような肩に出会ったことがないことも大きいです。

    日本でメジャーな花粉症対策としてマスクの着用がありますが、こちらではそのような姿の人を見かけたことはほとんどありませんでした。

    マスクをしているとしても、そのほとんどがアジアからの観光客の方々ですので、それが花粉症対策とは判断が出来ません。

    オススメ対策法

    調べてみると、アメリカにも花粉症対策用のマスクがあるようですが、これは物理的に花粉を吸引しない「最後の手段」的な対策、着用姿も悪目立ちしてしまうことからも使う方は少ないようです。

    では、彼らは実際どうしているか見ていきましょう。

    ①内服薬

    最も有効とされているのが内服薬(鼻から吸引するタイプもあります)、入ってきたアレルギー物質に対して、体のアレルギー反応を極力抑える薬ですね。アメリカでも専用の薬が販売されていて、処方箋なしで観光客の方も購入出来ます。

    もし、旅の途中に用意がなく、症状が出てしまったら「Zyrtec」「Cetirizine」辺りの抗ヒスタミン剤という選択肢があります。

    ただ、体に入れるものは馴染みのある日本製のものが良いのではないでしょうか。→Amazonで購入する

     

    ②ノーズフィルター

    口と鼻を覆うフェイスマスクは流石に存在感がありすぎて敬遠されますが、こちらの鼻の穴に詰めるタイプのノーズフィルターはその存在に気付きにくく、マスクでメガネが曇るといった弱点もカバーしてくれるこの商品ですが、人によっては付け心地がしっくり来ない模様。ただ、コンパクトで試してみる価値はありますね。

    アメリカの薬局でわざわざ探すよりも日本のアマゾンでも売っていますので日本で用意していった方が良いでしょう。→Amazonで購入する

    ③外に出ない

    意外と多いのが、日々刻々と変わる花粉状況を花粉予報で把握し、辛そうな時期には外出しない、という観光客泣かせの手法です。流石にホテルで一日安静は勿体無いので、この対策はトリビア的に楽しんでいただけたら幸いです。特に朝5-10時までは外出しないように、 とのことです。

    ④アレルギーバケーション

    花粉症は嫌だ。しかし、室内ばかりにいても退屈ですので、そう行った方は花粉症被害の少ない場所に行く「アレルギーバケーション」という対策も取るとのこと。大抵の場合はホームタウン近くのビーチサイドなど、植物が少ない場所ですが、本格的な人になると州外、国外の全く影響が及ばないところにも行くそうです。

    ⑤こまめに花粉を落とす

    簡単に出来る対策として、ほかの対策と併用して行って頂きたいのでが、外出して室内に戻った時に衣類や髪の毛の表面をドライヤーやブラッシングなどで付着した花粉を落とすことです。花粉は大気中に蔓延していますが、外出中に衣類や髪の毛に付着し、室内でも症状を引き起こす原因になりかねません。

    今思い返すと、ロサンゼルスのスタバの入り口にエアーフィルター(扉を開けると上から風が勢いよく出てくる)が設置されていたのですが、花粉症対策だったのかもしれませんね。

    また夜中にシャワーを浴びて肌と鼻の中に付着した花粉を落としてあげるのも良いでしょう。→Amazonで購入する

    ⑥よく休む

    ストレスや疲れが症状の出方に影響を及ぼすとのことで、日々の生活習慣から症状をマネージメントしようという考え方もあります。副作用を心配する必要がありませんし、疲れは万病の元でありますから、疲労を感じる時には休むに越したことありません。

    観光で忙しい1日ばかりかと思いますが、ちゃんと休憩はとってくださいね。

    リサーチすれば怖くない

    日本で深刻な症状をお持ちの方は、海外となるとなおさら心配になるかと思いますが、ここアメリカの場合、日本とは花粉環境も違うので、多くの方にとってその心配も杞憂に終わるのではないでしょうか。

    とにかく、現地の状況を調べることは不安になる為ではなく、より快適で安全な旅行プランに欠かせない行動ですので、観光ガイドブックに乗っていない情報も調べる癖をつけると良いでしょう。

    わからないことがあれば、なんでも聞いてくださいね。

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